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Historical Document · 2014

防衛装備移転三原則 — Three Principles on Transfer of Defense Equipment and Technology (2014)

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The National Security Council and Cabinet decision of 1 April 2014 setting Japan's rules for exporting defence equipment. The Type 64 dive translates it to explain why no Type 64 has reached a private owner abroad.

Author
National Security Council and Cabinet of Japan
Year
2014
Type
Historical Document
Credit
Cabinet Secretariat of Japan (cas.go.jp).
  • japan
  • arms export
  • defense equipment transfer
  • three principles
  • japanese

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防衛装備移転三原則 — Three Principles on Transfer of Defense Equipment and Technology (2014)

防衛装備移転三原則 平成26年4月1日 国家安全保障会議決定 閣 議 決 定 政府は、これまで防衛装備の海外移転については、昭和42年の佐藤総理による国 会答弁(以下「武器輸出三原則」という。)及び昭和51年の三木内閣の政府統一見 解によって慎重に対処することを基本としてきた。このような方針は、我が国が平和 国家としての道を歩む中で一定の役割を果たしてきたが、一方で、共産圏諸国向けの 場合は武器の輸出は認めないとするなど時代にそぐわないものとなっていた。また、 武器輸出三原則の対象地域以外の地域についても武器の輸出を慎むものとした結果、 実質的には全ての地域に対して輸出を認めないこととなったため、政府は、これまで 個別の必要性に応じて例外化措置を重ねてきた。 我が国は、戦後一貫して平和国家としての道を歩んできた。専守防衛に徹し、他国 に脅威を与えるような軍事大国とはならず、非核三原則を守るとの基本原則を堅持し てきた。他方、現在、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増していること や我が国が複雑かつ重大な国家安全保障上の課題に直面していることに鑑みれば、国 際協調主義の観点からも、より積極的な対応が不可欠となっている。我が国の平和と 安全は我が国一国では確保できず、国際社会もまた、我が国がその国力にふさわしい 形で一層積極的な役割を果たすことを期待している。これらを踏まえ、我が国は、今 後の安全保障環境の下で、平和国家としての歩みを引き続き堅持し、また、国際政治 経済の主要プレーヤーとして、国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、我 が国の安全及びアジア太平洋地域の平和と安定を実現しつつ、国際社会の平和と安定 及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していくこととしている。 こうした我が国が掲げる国家安全保障の基本理念を具体的政策として実現すると の観点から、 「国家安全保障戦略について」 (平成25年12月17日国家安全保障会 議及び閣議決定)に基づき、防衛装備の海外移転に係るこれまでの政府の方針につき 改めて検討を行い、これまでの方針が果たしてきた役割に十分配意した上で、新たな 安全保障環境に適合するよう、これまでの例外化の経緯を踏まえ、包括的に整理し、 明確な原則を定めることとした。 防衛装備の適切な海外移転は、国際平和協力、国際緊急援助、人道支援及び国際テ ロ・海賊問題への対処や途上国の能力構築といった平和への貢献や国際的な協力(以 下「平和貢献・国際協力」という。)の機動的かつ効果的な実施を通じた国際的な平 和と安全の維持の一層積極的な推進に資するものであり、また、同盟国である米国及 1 びそれ以外の諸国との安全保障・防衛分野における協力の強化に資するものである。 さらに、防衛装備品の高性能化を実現しつつ、費用の高騰に対応するため、国際共同 開発・生産が国際的主流となっていることに鑑み、我が国の防衛生産・技術基盤の維 持・強化、ひいては我が国の防衛力の向上に資するものである。 他方、防衛装備の流通は、国際社会への安全保障上、社会上、経済上及び人道上の 影響が大きいことから、各国政府が様々な観点を考慮しつつ責任ある形で防衛装備の 移転を管理する必要性が認識されている。 以上を踏まえ、我が国としては、国際連合憲章を遵守するとの平和国家としての基 本理念及びこれまでの平和国家としての歩みを引き続き堅持しつつ、今後は次の三つ の原則に基づき防衛装備の海外移転の管理を行うこととする。また、武器製造関連設 備の海外移転については、これまでと同様、防衛装備に準じて取り扱うものとする。 1 移転を禁止する場合の明確化 次に掲げる場合は、防衛装備の海外移転を認めないこととする。 ① 当該移転が我が国の締結した条約その他の国際約束に基づく義務に違反する 場合、 ② 当該移転が国際連合安全保障理事会の決議に基づく義務に違反する場合、又 は ③ 紛争当事国(武力攻撃が発生し、国際の平和及び安全を維持し又は回復する ため、国際連合安全保障理事会がとっている措置の対象国をいう。)への移転と なる場合 2 移転を認め得る場合の限定並びに厳格審査及び情報公開 上記1以外の場合は、移転を認め得る場合を次の場合に限定し、透明性を確保し つつ、厳格審査を行う。具体的には、防衛装備の海外移転は、平和貢献・国際協力 の積極的な推進に資する場合、同盟国たる米国を始め我が国との間で安全保障面で の協力関係がある諸国(以下「同盟国等」という。)との国際共同開発・生産の実 施、同盟国等との安全保障・防衛分野における協力の強化並びに装備品の維持を含 む自衛隊の活動及び邦人の安全確保の観点から我が国の安全保障に資する場合等 に認め得るものとし、仕向先及び最終需要者の適切性並びに当該防衛装備の移転が 我が国の安全保障上及ぼす懸念の程度を厳格に審査し、国際輸出管理レジームのガ イドラインも踏まえ、輸出審査時点において利用可能な情報に基づいて、総合的に 判断する。 2 また、我が国の安全保障の観点から、特に慎重な検討を要する重要な案件につい ては、国家安全保障会議において審議するものとする。国家安全保障会議で審議さ れた案件については、行政機関の保有する情報の公開に関する法律(平成11年法 律第42号)を踏まえ、政府として情報の公開を図ることとする。 3 目的外使用及び第三国移転に係る適正管理の確保 上記2を満たす防衛装備の海外移転に際しては、適正管理が確保される場合に限 定する。具体的には、原則として目的外使用及び第三国移転について我が国の事前 同意を相手国政府に義務付けることとする。ただし、平和貢献・国際協力の積極的 な推進のため適切と判断される場合、部品等を融通し合う国際的なシステムに参加 する場合、部品等をライセンス元に納入する場合等においては、仕向先の管理体制 の確認をもって適正な管理を確保することも可能とする。 以上の方針の運用指針については、国家安全保障会議において決定し、その決定に 従い、経済産業大臣は、外国為替及び外国貿易法(昭和24年法律第228号)の運 用を適切に行う。 本原則において「防衛装備」とは、武器及び武器技術をいう。「武器」とは、輸出 貿易管理令(昭和24年政令第378号)別表第1の1の項に掲げるもののうち、軍 隊が使用するものであって、直接戦闘の用に供されるものをいい、 「武器技術」とは、 武器の設計、製造又は使用に係る技術をいう。 政府としては、国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、国際社会の平和 と安定のために積極的に寄与していく考えであり、防衛装備並びに機微な汎用品及び 汎用技術の管理の分野において、武器貿易条約の早期発効及び国際輸出管理レジーム の更なる強化に向けて、一層積極的に取り組んでいく考えである。 3